<IT情報・Windows一般編> IT情報TOPヘ
「ドラッグ&ドロップ」は、余りにもポピュラーなマウス操作法の一つですが、先回のエントリーで述べた、「コピー&ペースト」と関連して、その意味と利用法をまとめておきます。
その操作は選択した部分をマウスでポイントして、マウスを押したままの状態で移動(ドラッグ)させ、別の場所でマウスのボタンを離す(ドロップ)ことで、ここから「ドラッグ&ドロップ」の呼称があります。
「コピー&ペースト」あるいは「カット&ペースト」は、クリップボードを経由してデータをコピーあるいは移動しますが、「ドラッグ&ドロップ」はクリップボードを経由せず、データを直接コピーあるいは移動します。
そして、「コピー&ペースト」あるいは「カット&ペースト」が、2段階の操作(コピーやカットする場所とペーストする場所が離れていても可)になるのに対し、「ドラッグ&ドロップ」はこれを1回の操作(一般に同じ表示画面でのみ可)で行えるため、作業効率がよいのが特徴です。
具体的には、コピー元あるいは移動元の選択範囲の中をマウスでポイントし、マウスポインタが「白抜き矢印」に変わってからドラッグを始めます。
・データをコピーする
範囲を選択
~ 「Ctrl 」+
ドラッグ&ドロップ
(コピーのとき、マウスポインタに+記号が付くことに注目する)
・データを移動する
範囲を選択
~ そのまま ドラッグ&ドロップ
「ドラッグ&ドロップ」が便利なもう1つの典型的な例は、ファイルのコピーあるいは移動です。ファイルを簡単に任意の場所(任意のフォルダ)にコピーあるいは移動することができます。
ファイルは補助記憶装置(フロッピーディスク、ハードディスク、CD、DVD、USBメモリなど)に記憶されていますが、そのドライブ(駆動装置)内と、異なるドライブ間では操作方法が異なることに注意してください。
以下は、ファイルを選択した後の基本操作手順です。
・ファイルをコピーする (マウスに+記号
が付きます)
同じドライブ内 : 「Ctrl 」+ ドラッグ&ドロップ
異なるドライブ間: そのまま
ドラッグ&ドロップ
・ファイルを移動する
同じドライブ内 : そのまま
ドラッグ&ドロップ
異なるドライブ間: 「Shift 」+ ドラッグ&ドロップ
ついでですが、ファイルを削除するには、「ごみ箱」に ドラッグ&ドロップします。または、ファイルを選択して「Delete」キーを押します。