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私は平成14年の「ケイオプティコム」の「eo光ネット」開設と同時に入会し、引き続きIP電話「eoネットフォン」にも入会してきました。また、10数年前のCATV会社「K-CAT」の誕生と同時にCATV
にも加入していました。この度、インターネット・電話・テレビの3点セット全てを、ケイオプティコムの「eo光トリプルプレイ」として楽しめる環境にしました。
長らくお世話になったNTTと完全に縁が切れるのは、若干の淋しさも感じますが、これも時代の流れでしょうか。ケイオプティコムは関西電力100%出資の、光回線の運用をメインにした新しい電気通信事業者ですが、技術・サービスともNTT以上にしっかりしています。また、プロバイダも兼業していますので、料金体制も分りやすく簡明です。
今回は
eo3点セットの概要を説明します。説明用の画像は全てケイオプティコムのホームページから借用しました。
(注)eo
とは、-Everybody,Easy,Enjoy Optical fiber in network-
誰もが安くてカンタンに楽しめる光ファイバーネットワーク、という意味のケイオプティコムのブランドです。(ケイオプティコムの説明文による)
<光ファイバーケーブル>
一本の光ファイバーケーブルで、インターネット・電話・テレビの3つの信号が送られてきます。実際には、青と黄被覆の2本の光ファイバー芯線があり、青芯線にインターネットと電話の信号を重畳して乗せ、黄芯線にはテレビ信号を乗せます。
光ケーブルは、配線上の強度補強のために鉄線も被覆されています。ユーザーの屋外壁面に設置する「ONU」(Optical
Network
Unit)は、テレビ映像の光信号を電気信号に変換し、同軸ケーブルに取り出す装置です。ここまでがケイオプティコムの責任範囲で、これより先はユーザー側の設備になります。
また、光ケーブルはデリケートな線であるため、折り曲げたり傷つけたりしない注意が必要です。ケーブルが破損した場合は断面を覗かないでください。レーザーダイオードの光源により、目をいためる原因になります。
<eo光ネット>
eo光ネットには、「ホームタイプ」と「マンションタイプ」があり、さらにホームタイプには次の3つのコースがあります。通常のユーザーは、ホームタイプ100Mコースで十分でしょう。
・100Mコース:全ての回線を100Mbpsで接続する
・100Mプレミアムコース:回線終端装置までを1Gbps、そこから先を
100Mbpsで接続する
(NTT西日本のフレッツ光プレミアムに相当)
・1Gコース:全ての回線を1Gbpsで接続する
◇NTTとの料金比較
・ケイオプティコム-eo光ネット月額利用料:
ホームタイプ100Mコース:4,900円、100Mプレミアムコース:5,400円
(上記はプロバイダ料を含んでいます)
・hi-ho
with フレッツ(NTT西日本と提携)
月額:6,479円
(内訳)フレッツ光プレミアム・ファミリータイプ利用料:4,064円
屋内配線利用料:
210円
回線終端装置利用料: 945円
hi-hoプロバイダ料:1,260円(通常のプロバイダ料は2,100円)
<eo光電話>
今注目を集めている光電話は原理的にはIP電話ですが、「IP電話を超えたIP電話」といわれます。IP電話より格段に信頼性が向上して、また110,119番などの緊急通報もOKです。光電話の”売り”
は、「NTTの加入電話の契約を解除できます。即ち、基本料不要 になります」
ということです。
また、電話番号は番号ポータビリティ(NTT番号を継続使用)を利用して、従来の06,072などから始まる番号がそのまま利用できます。電話加入権料(施設設置負担金)については、NTTは「回線建設費用に必要な負担の一部を加入者に求めた一時金であり、月々の基本料を割安な水準に設定することで、既にユーザーに還元している」として、解約時の返還には応じていません。
◇NTTとの料金比較
・ケイオプティコム-eo光電話
ネット料金に、「eo光電話アダプタ利用料」
300円必要です。通話料は、下図のようにNTTより少し安い価格に設定されています。
なお、我が家では下記オプションも利用しています。
割込電話 210円 (NTTキャッチフォン
315円に相当)
発信者番号表示 210円 (NTTナンバーディスプレイ
420円に相当)
・NTT西日本-ひかり電話
ネット料金に、「ひかり電話利用料」 525円必要です。
通話料は、全国一律
8.4円/3分です。
<eo光テレビ>
ケイオプティコムは、枚方市楠葉にあるCATV会社「K-CAT」(エリヤ:大阪府枚方市・京都府八幡市)と業務提携して、これまで地域限定の配信に限れていたK-CATの映像コンテンツを、ケイオプティコムの光回線に乗せて、近畿一円に配信しています。なお、奈良地区を中心に「KCN」とも提携しており、その提携エリアは下記のようになっています。
・K-CATと提携:大阪府(四條畷市の一部を除く)、兵庫県、京都府、滋賀県
・KCNと提携:奈良県、大阪府四條畷市田原地区
K-CATからの変更工事は、従来の屋内の同軸ケーブルがそのまま利用できますから、屋外設置の「ONU」と室内のSTB(セットトップボックス)の取替えぐらいで、簡単に終わりました。参考に、インターネット・電話・テレビの「eo3点セット配線図」を別ページに示します。
なお、eo光テレビは、地アナ・地デジ・BS・CS
全てを利用できます。一方、NTT東西のひかりテレビはオンデマンドTV がメインで、一般テレビ放送の利用はできませんから注意が必要です。
◇eo光テレビの料金
eo光テレビはeo光ネットと併用すれば料金が割引され、K-CAT提携地域では下記のような料金になります。KCN地域の料金は示しませんが、少し割高のようです。
・バリューパック(61ch):プラス3,150円
・スタンダードパック(79ch):プラス3,675円
かくして我が家では一本の光ファイバにより、eo光ネット(100Mコース):4,900円、
eo光電話(通話料を除く)720円、 eo光テレビ(バリューパック):3,150円、トータル月額 8,770円で、「光トリプルプレイ」を楽しめるようになりました。