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画像の色表現方法

(2005年06月25日)

 デスクトップ画面の何もないところを右クリック~「プロパティ」~「画面のプロパティ」~「設定」タブ ~「画面の色」を見てください。私のパソコンWindows2000 Professinalでは、「256色」「High Color(16ビット)」「True Color(32ビット)」の3つの方法で、ディスプレイの色を表現できることを示しています。

 一般に画像の色の表現方法は、次の4つがあります。
(1) 8bit color 256色 (俗にニゴロともいう)
 1つの画素(ピクセル)について、8ビット(1バイト)の色情報を持たせる方式で、最大256(2^8)色を表示します。携帯電話や携帯情報端末のカラー液晶などに使われます。

(2) 16bit color 65,536色 (High Colorともいう)
 1つの画素(ピクセル)について、16ビット(2バイト)の色情報を持たせる方式で、最大65,536(2^16)色を表示できます。赤青緑 の光の三原色のうち、赤と青を5ビット(32階調)で表し、緑を6ビット(64階調)で表現します。緑だけ1ビット多いのは、人間の目が緑色を他の色より敏感に識別するからです。

(3) 24bit color 16,777,216色 (True Color, Full Colorともいう)
 1つの画素(ピクセル)について、24ビット(3バイト)の色情報を持たせる方式で、最大16,777,216(2^24)色を表示できます。光の三原色を、それぞれ8ビット(256階調)で表現します。この方式が、自然の色合い(True Color)を表現する基本になります。

 画素数:1280×960(123万画素)の「データ量」を計算してみます。三原色のデータとして、画素ごとに3バイトのデータを持っているので、次のようになります。
  1280×960×3=3686400バイト=3.515625MB
 この値は、6項の図表の「データ量」に一致しています。この図表の各画像サイズごとの「データ量」の意味を、改めて理解できます。

(4) 32bit color 16,777,216色
 1つの画素(ピクセル)について、24ビット(3バイト)の色情報を持たせることは、24bit color と同じです。CPUの32ビット単位のデータ処理に合わせているだけで、残りの8ビットは利用しない(ダミーデータ)ことが多いようです。24bit color と合わせて、True Colorあるいは Full Colorと呼ばれます。


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